© 2016 Kiyuto Konno : Mimi Husagi

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Device

アウフコロン

突然ですがいわゆる自作フットデバイスについての記事を書いています。どういうモノなのか、どう使うのか、どうやって作るのかをこのページで書いていきますのでどうぞよろしく(''

 

ちなみにMMOをはじめ、PCゲームのヘビーユーザーをターゲットにしたきわめてコアな記事になりますので予めご了承ください。

How to use

まず最初にどういうモノなのかと使い方について書いていきます。

下の写真にあるように、足元に置くコントローラのボタン11個にキーをコンフィグしてゲームのスキル等の操作を行うというモノです。

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ハードの部分はRoland社製の「FC-100」という、本来はシンセサイザーやギターのエフェクターに使うフットデバイスです。

 

スイッチの踏み心地はもちろん、打鍵の耐久性や基盤の乗っ取りがしやすいため私個人としては多ボタンのフットデバイスを自作(改造)するならコレが一番良い選択肢かなと思っています。

入手も容易で、ヤフオク等のジャンク品だと\1,000以下で入手できます。

 

中に入れ込む基盤はこの界隈(?)ではよく知られているBitTradeOne社製の「REVIVE USB」という製品です。知っている方は読み飛ばしても構いません。

 

コンフィグできるのはマウス操作、キーボード操作、ゲームパッド操作の単ボタン(キーボードはAlt,Ctrl,shift+単キーまでなら可)です。マクロを設定したり連射機能があったりはしません。

ウィンドウズPCにUSB接続して使うデバイスですが、デバイス内に設定を保存するのでPCにドライバを入れる必要はありません。また他のPCで使う際にもUSBを挿すだけで使えます。

 

分かる人に一言で伝えるなら、基本的にFC-100にREVIVE USBを入れるだけということです。

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でも実際に使いたい場面あるの?と思う人もいると思いますが、別にこれがあるから良いとか強いとかいうわけではありません。

 

普段のプレイを快適にする、もしくは少し工夫すればできる操作を実現するためのデバイスです。決してハードウェアチート(マクロや連射機能を使用し優位を作る)を行うものではありませんので目的のあわない方や理解できない方にはおすすめできません。

 

メタな話、私はPSO2の武器変更と装備リング変更、ロビーアクションや視点変更に割り当てています。

FF14のスキルに割り当てたり、ToSのエモーションを設定したり、黒い砂漠のメニューのショートカットを踏んでみても快適になるかもしれません。そこからはあなたの工夫次第でおもしろくなるところです(''

 

How to make

ここまで読んでくれた方はもう作りたくて仕方ないはず!

この記事を読めばそう苦労することなく作れるはずです。難易度も低く、半田ごてすら使いません。ヘビーユーザーならワンオフデバイスに憧れた時期もあるはず。早速作っていきましょう!

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じゃん(''

家にFC-100が届きました。ちなみにFC-100には無印とMkIIというのが存在していますが、こだわりが無ければ新しい型のMkIIの方が耐久性能が高いです。私は初期ロットの浪漫に惹かれ無印も所持しています。

 

音楽の道具をバラすなんて非道!という方のために説明しますとこれはジャンク品であって、MIDI基盤はおそらく使い物にならないです。またコード類も無く大切に使い終えられたモノです。どちらかというとそれを再利用しているという感じですのでご了承のほどよろしく(''

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とりあえずプラスドライバーで丁寧に解体していきます。

裏面には8つのビス止めがされているのでポコポコ取ってしまいましょう!ちなみに男はシリアルとか憧れますよね。

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開けました。一気にテンションが上がりますよね。

 

右上の茶色い基盤は音楽に使うものなのでここでさよならです。いままでよくがんばりました。今度は私が違うところで活躍させてやろうと思います。

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欲しいのはタクタイルスイッチの基盤(緑の方)なので、茶色の基盤につながっている線は根元で切ってしまいます。

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茶色基盤を取り外しました。11個のスイッチが並んだシンプルな基盤2つとLEDランプの基盤だけになりました。

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全て外します。横長の基盤2つは重要アイテムなので大事に保管(''

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基盤の次は表のスイッチを全て取り外します。

これで全部のパーツがバラバラになったので、綺麗に拭き掃除をします。可動部にはシリコン等の潤滑剤を差しておくとよし。

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ここで謎のアイテムが登場。みなさんご存知のサラサです。

後述しますが、こいつの中のスプリングを使います。冗談ではなく、ゼブラ SARASA 0.5黒のスプリングは凄まじいです(経験談)。

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スイッチ内部のスプリングはこんなカンジになっています。

標準のバネ圧はライブでの使用を想定した「硬め」になっているのでゲーム使用を目的とすると疲れます。なので丁度良いバネ圧と耐久性のあるスプリングを用意しないといけません。困ったなあ(棒読み)。

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右がサラサ内部のスプリングです。

11個のスイッチ全てをこれに入れ替えます。踏み心地はもう軽快でずっと踏んでいたくなります。キーボードに例えるならメンブレンから見たCherry青軸メカニカルのようなもの。パイロット等のボールペンやユニボールペンも試した結果、これがベストかなと思っています。

 

でもパイロットボールペンはCherry黒軸みたいな安定感がありました(伝わらない)。

 

スプリングを入れ替えたらスイッチを全てビス止めし直します。これで可動部分は完成です。

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ハード部分が終わったら中身を作っていきましょう。

いろいろ新アイテムが出てきましたが、全て安物ですのでご安心を。

 

左上からクリンピングプライヤー、ニッパー、ラジオペンチ、オスメスジャンパー線、メスジャンパープラグコネクタ、REVIVE USB、メスジャンパーハウジング……です。

どういう規格の、どういう細さの線なの?という質問がすぐに出ると思いますが一般にはqiコネクタと呼ばれているものだそうです。クリンピングプライヤーも対応しているモノじゃないとまずいです。

もし私の買ったモノと同じモノが欲しい場合はツイッター等で私に質問しちゃって下さい。

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サクサクと線をREVIVE USBに接続していきます。

写真のように接続、固定して最後はUSBケーブルに繋いだら動くようになります。このときにいらない線(LEDの配線類)は切ってしまって構いません。ただ、ASSY基盤のパターンを読み間違えないようにしましょう。

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タクタイルスイッチからREVIVE USBへの配線はこんなかんじに行います。1~12ピンへの配線は順番が変わってしまっても構いません。ソフトウェア上で綺麗に設定できます。

几帳面な性格の人はASSY基盤のパターンからしっかり追いましょう。

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最後に蓋を閉めて完成です。お疲れ様でした。

あとはPC内でREVIVE USBのソフトをDLして設定しちゃって下さい。

 

アドバイスとしては、配線のときに接続部へコンタクトスプレーや接点復活剤を差しておくとトラブルになりにくいです。自作デバイスの場合メンテナンスをして使っていくと思うので一本持っておくと良いでしょう。

 

また最後の方の配線についてハードルが高いなあ、と思う方はREVIVE USBについて記事を書いている方がたくさんいますので読んで学習しておくと安心です。自分も不安がありましたがなんとかなりました。

 

最後になりますが、ここまで読んでくれてありがとうございます。

これでもけっこう調べて作ってMMO等のヘビーユーザ向けの記事を書いたので、知り合いやつるんでいる仲間内でこの記事を共有してもらって物議を醸してもらえると幸いです。

 

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ツイッターとピクシブのリンクを貼っておきます。

本来はイラストとかそういう人なので宣伝も兼ねて。

 

「作ってみたよ!」とか「上手くいかないんだけど…」等ツイッターで聞いてくれれば暇なときに返事しますのでどうぞ気軽にフォローしてくださいな。あと、よかったら右上のロゴをクリックしてこのサイトも眺めてやって下さい。ではこのへんで(''

 

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